フライス盤,ボール盤,旋盤,用語,名称,加工,方法,NC,削り,研削,レーザー・ワイヤー等-JIS規格

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本サイト『工作機械』は、JIS規格に規定される工作機械関連の用語を引用してまとめています。
以下のJIS規格を引用しております。

JIS B 0105:1993 工作機械-名称に関する用語
Machine tools - Designation - Vocaburaly

JIS B 0106:1996 工作機械-部品及び工作方法-用語
Machine tools−Parts and working methods−Vocabulary

JIS B 0182:1993 工作機械-試験及び検査用語
Machine tools−Test codes−Vocabulary

旋盤、ボール盤、中ぐり盤、フライス盤、研削盤、表面仕上げ機械、歯切り盤、歯車仕上げ機械、平削り盤、立て削り盤、形削り盤、ブローチ盤、切断機、NC・マシニングセンターなどの多機能工作機械、ワイヤ放電加工機・レーザ加工機などの特殊加工機、工作機械の名称、部品、工作方法、試験・検査などの用語・定義について。

工作機械は、金属部品・金属製品の生産に欠かすことのできない機械であり、機械加工、板金加工・プレス機械による金属プレス加工など加工分野も広く、使われる工作機械の種類・用語も多様です。
工作機械の理解に、『工作機械』サイトをどうぞご活用ください。

『工作機械』以外にも、JIS規格における各分野の用語・定義についてはこちらもご参考に。
JIS規格用語

工作機械用語 - 新着情報

マシニングセンタ

マシニングセンタ(MC)とは、JIS規格では多機能工作機械に分類される工作機械で、複合的に多種類の加工を数値制御(NC又はCNC)によって行うことのできる代表的な数値制御工作機械(NC工作機械又はCNC工作機械とも言われ、数値情報によって制御されて、一連の加工がプログラム指令により実行される工作機械)です。
マシニングセンタ(MC)は、主に回転工具を使った切削加工を目的としていますが、NC旋盤(CNC旋盤)、NCフライス盤(CNCフライス盤)、NCボール盤(CNCボール盤)、NC中ぐり盤(CNC中ぐり盤)などの単能NC工作機械(CNC工作機械)で行われるそれぞれの各種加工行程を、工具や工作物の取付け替えをすることなく、自動的に一連の作業で行うことが可能なNC工作機械(CNC工作機械)です。

JIS規格の定義 ⇒ "マシニングセンタ"

フライス盤

フライス盤とは、主に金属材料を工作物とする機械加工に使われる代表的な工作機械の一種です。
フライス盤は、フライスを使って主に金属工作物に平面削り、溝削りなどの機械加工・金属加工を行う工作機械です。

JIS規格の定義 ⇒ "フライス盤"

旋盤

旋盤とは、主に金属材料を工作物とする機械加工に使われる代表的な工作機械の一種です。
旋盤は、金属材料(工作物)に回転運動を与え、バイトなどの工具に送り運動を与えることにより、外丸削り、突切り、ねじ切り、中ぐり、正面削りなどの切削加工を工作物に施す工作機械です。

JIS規格の定義 ⇒ "旋盤"

[ 旋盤 ]

ボール盤

ボール盤とは、主に金属材料を工作物とする機械加工に使われる代表的な工作機械の一種です。
ボール盤は、主にドリルを使って金属工作物に穴あけ加工を行う工作機械です。ボール盤では一般的にドリルに回転運動を与えつつ上下に送り運動を与えることによって工作物に穴をあけます。

JIS規格の定義 ⇒ "ボール盤"

レーザ加工(レーザー加工)

レーザ加工(レーザー加工)とは、工作機械における加工方法・工作方法用語において、レーザーを利用して工作物を加熱、溶融又は除去して加工する工作方法のことです。レーザ加工(レーザー加工)の具体的な方法・原理としては、レンズを使用して工作物表面に一点集中させたレーザー光線が、熱エネルギーに変換されて得られる高密度のエネルギーを利用して工作物を加熱、溶融、蒸発、除去を行う加工方法です。
レーザ加工(レーザー加工)の主な種類・用途としては、工作物の穴あけなどを含むレーザーカット(レーザー切断)や、レーザー溶接(レーザー接合)、工作物表面に文字やデザインなどレーザーによって彫刻(マーキング)を行うレーザーマーキングなどがあげられます。
また、焼入れ、レーザ蒸着、アニーリング、変態硬化など、工作物の改質を目的とするレーザー加工や、シーム溶接やスポット溶接などの精密溶接として用いられるレーザー加工もあります。
なお、レーザーを利用したレーザー切断加工(レーザーカット)は、切断方法としては、ガス切断やプラズマ切断などと同じ熱切断になります。
一般に知られている加工用のレーザーとしては、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)、YAGレーザー、エキシマレーザーなどがあります。
レーザ加工(レーザー加工)を行うための工作機械・加工機を、レーザ加工機(レーザー加工機)といいます。

JIS規格の定義 ⇒ "レーザ加工(レーザー加工)"

ワイヤ放電加工

ワイヤ放電加工とは、各種の工作機械における工作方法用語で、加工液中に浸漬して工作物と工具電極として用いる細い線状のワイヤ電極間に放電現象を発生させることにより、金属材料工作物を溶融除去する加工方法・工作方法のことです。ワイヤ放電加工を行うための工作機械・加工機を、ワイヤ放電加工機といいます。
ワイヤ放電加工に用いられるワイヤ電極のワイヤには、線径が0.1〜0.3ミリ前後で、材質は真鍮や加工性を向上させるための成分を添加した黄銅合金のワイヤが使用されるのが一般的です。
ワイヤ放電加工は、高精度、微細加工、加工精度が求められる精密部品の加工に用いられる加工方法です。

JIS規格の定義 ⇒ "ワイヤ放電加工"

ならい旋盤

ならい旋盤とは、工作物を回転させバイトなどで削り加工などを行う代表的な工作機械である旋盤の一種で、倣い削り(模型、型板又は実物に倣って工具を送って、これと同じ形状に切削すること)を行うための旋盤のことです。ならい旋盤では、刃物台が形板、模型、実物などにならって動くことにより、それらと同じ輪郭を削り出します。

JIS規格の定義 ⇒ "ならい旋盤"

[ 旋盤 ]

数値制御旋盤

数値制御旋盤とは、工作物を回転させバイトなどで削り加工などを行う代表的な工作機械である旋盤の一種で、NC旋盤又はCNC旋盤とも言われる、数値制御(NC:Numerically Controlled 又は CNC:Computerized Numerically Controlled )された旋盤のことです。数値制御(NC又はCNC)とは、工具と工作物との相対運動を、速度や位置の数値情報で制御するもので、一連の加工がプログラム指令によって行われます。数値制御旋盤(NC旋盤又はCNC旋盤)には、切削回転の中心軸から外れた穴加工やフライス加工(フライスを用いて工作物を削ること)などの複合的な加工が可能な旋盤(CNC複合旋盤)などもあります。

JIS規格の定義 ⇒ "数値制御旋盤"

[ 旋盤 ]

研削盤

研削盤とは、主に金属材料を工作物とする機械加工に使われる代表的な工作機械の一種で、刃物工具にといし車を用いて研削(といし車を回転させて工作物を削ること)を行う工作機械のことです。
研削盤は、慣用的にグラインダーとも言われますが、俗に言うハンディタイプのグラインダーも研削盤に類される工作機械になります。

JIS規格の定義 ⇒ "研削盤"

電子ビーム加工

電子ビーム加工とは、工作機械における加工方法・工作方法用語において、電子ビームを利用して工作物を加工する工作方法のことです。電子ビーム加工の具体的な方法・原理としては、電子ビームを高速加速させて工作物に衝突させることによって、電子ビームのもつ運動エネルギーが熱エネルギーに変換されて、工作物の局部を溶融・蒸発させる加工方法です。
電子ビーム加工の主な用途としては、非鉄金属の高品位溶接、異種金属の溶接(異材溶接)、局所焼入れ、チタンの溶接、表面改質などがあります。特に、電子ビームによる電子ビーム溶接は、溶接方法手段の中で最も細いビードと深い溶け込みによる精密接合が可能な溶接方法の一つです。
電子ビーム加工を行うための工作機械・加工機を、電子ビーム加工機といいます。

JIS規格の定義 ⇒ "電子ビーム加工"