テーパ削り装置【立て旋盤】
テーパ削り装置とは、工作機械部品(立て旋盤)の一種で、旋盤で行う切削加工のうち特に、工作物をテーパ状に旋削するテーパ削りを行うための装置のことです。
テーパ削り装置は、JIS規格用語では、工具旋盤、立て旋盤、横中ぐり盤などの工作機械に共通して構成される工作機械部品ですが、ここで言うテーパ削り装置は、旋盤の一種である立て旋盤(工作物を水平面内で回転するテーブル上に取り付け、刃物台をコラム又はクロスレールに沿って送って切削する旋盤)におけるテーパ削り装置のことで、JIS規格で立て旋盤に定義されるテーパ削り装置を意味します。
JIS規格 工作機械-部品及び工作方法-用語(JIS B 0106)における、テーパ削り装置【立て旋盤】の定義は以下です。
分類(対象工作機械):立て旋盤番号:108.2908
用語:テーパ削り装置
定義:
通常、送り歯車箱のクォードラントに換え歯車を取り付け、2方向の送り量を所要の比に保ってテーパを削る装置。対応英語(参考):
taper cutting device